耳がきこえない私がスキルス胃がんになった　1冊（送料250円込み）

この本は、2024年3月に永眠した ろう者　川畑明子氏が
自分の胃がんのことを漫画にした本です

明子さんのご家族、ご友人たちが集まってつくられた
「あき」の遺志を広め隊の活動を、手話の実は応援します。

この本を通じて、
病気になった時、聞こえない方が、情報を正しく、
本人が納得するまで説明してもらえることや
心のケアに、言葉の壁がないような配慮が必要だということを
考えられる、気づきのきっかけになればと思います。

まとめてお求めの方は個別にご相談させていただきますので
お問い合わせください。



「あき」の遺志を広め隊　隊長　水口（みなくち）様より

彼女は大学の時の私の後輩で 漫画を描くのが趣味でした
しかし 残念なことに2024年3月に胃がんで亡くなりました

この本は2024年3月に永眠した ろう者あきが
自分の胃がんのことを 漫画にした本です

「あき」こと かわばた あきこさんは
ある日 健康診断で 胃がんが わかりました

筆談や 手話通訳を通して
医療関係者と コミュニケーションをとり
治療方針などを 選択しながら日常生活を 過ごしていました

しかし 最終的に「緩和ケア」を決断
「癌と戦う」のではなく「共生の道」として…

あきさんは 私と同じく生まれつき耳が聞こえません

胃がんが見つかったあと
医療関係者とのコミュニケーション方法
筆談・口話・手話通訳者など
様々な方法でコミュニケーションをしました

体調が悪い、体調が良いので
治療方法があっているなど
自分の意見を伝え
提案をしていただくなど信用関係を作り
自分が納得できる治療方法を探し続けました

胃がんの話というと 怖い・暗い・悲しい話では
という方が おられるかもしれませんが 大丈夫です

可愛い絵柄で明るくて 気楽に 読むことができます
また 絵と文章 両方あるので
文章だけだと 頭に入らないようなことも
わかりやすい内容です

また 単なる体験談でもありません
ちゃんと 医療関係者に ご協力頂き監修していただいています

だから 例えば 本のタイトルにある
スキルス胃がんや色々と 難しい用語などについても
絵と文章がセットになって
わかりやすく 正確に 作られています

ろう者・手話関係者・医療関係者だけに限らず
幅広く 沢山の方々に 読んでいただきたいです

「あき」の遺志を広め隊 メンバーは
あきさんと 同じ大学だった人たちです
メンバーが お金を出し合い
色々 PR活動などに 資金を使っています

出し合ったお金から
病院・手話カフェ・ろう学校 など
沢山の人が 集まる場所への
本の寄贈も 考えております

この本が売れても私達の利益には ならないです
印刷代などで 本の代金は全て 消えております

その為 本の贈呈などの資金も
メンバーが出し合った お金だけです
だから 応援していただけると非常に嬉しいです

ここまで ご覧いただいて本を買いたい とか
寄贈先を 紹介したい とか寄付したい とか
様々な 幅広い 問い合わせを
心から お待ちしております

「あき」の遺志を広め隊 への応援を
ぜひ よろしくお願いいたします



兄　川畑和成様より


がんと診断されて３年６カ月、明子は生き抜きました。
手術の前は、ステージ２か３と言われていました。
しかし、手術の途中で
腹膜や大腸への転移が見つかりました。
診断はステージ４に変わりました。
末期がんでした。

当時、母は軽度の認知症で、
ヘルパーの援助を受け在宅で介護していました。
父は、胃がんの手術のあと、がんが脳に転移し、
意識のない状態で入院していました。

明子は、父と母の看病をしながら、
自身の病気と向きあっていました。
抗がん剤の副作用に苦しみながらも、
料理や洗濯などの日常生活を送っていました。
頑張り屋でした。

自身の手術のあと、
父は２０２１年４月に、
母は２０２３年２月に相次いで亡くなりました。
二人の葬儀と納骨をやり遂げました。

２０２３年１２月、抗がん剤が効かなくなりました。
卵巣と虫垂にも転移が見つかりました。
２０２４年１月、退院して在宅ケアになりました。

明子は、在宅ケアの方法や終活も、
すべて自分で決めました。

訪問診察を担当してもらったのが
大坪医院の大坪先生と大坪よしこさんでした。
大坪先生は出版社も経営していました。
その出版社の絵本をいただいたお礼に、
明子は自分の描いた同人誌と
闘病生活を描いた漫画をお見せしました。
その漫画を観て、よしこさんから出版したいと言われました。
こうして、この漫画は出版されました。

完成したのは明子が亡くなる数日前です。
完成した本を手に取り、明子は、
よっしゃー、と声を上げて喜んでいました。
人生の最後に良縁に恵まれ、出版することができました。
明子の最後のメッセージを読んでください。




兄　川畑知成様より

生まれかわっても兄妹でいよう。
今度は、耳、忘れてくるなよ。
いっしょに音楽を楽しもう！